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竹鶴政孝物語発売決定

2015.06.11 (Thu)
「竹鶴政孝物語」 吉田実篤ほか著

高視聴率のうちに今年3月終了した

NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」は、

ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝と、

その妻で英国スコットランド人の

妻リタの夫婦をモデルとした物語だった。

ドラマの放映に合わせ、

さまざまな出版社から政孝とリタに関する

関連書籍が無数に発売された。

今も書店に多く並んでおり、

どれを買っていいのか迷ってしまう方も多いはずだ。

今回の本作りを手がけたプレスネットは、

広島市のお隣の東広島市に本拠を置き、

同名の無料新聞を同市内で手広く普及させている会社だ。

お隣の竹原市は政孝の生まれ育った地で、

今もその苗字を関した竹鶴酒造がある。

安芸国の南部側を指す芸南地区一帯は、

古くから関西と結びつき〝安芸の小京都〟と呼ばれる

独特の文化圏を形成した。

その地元に根付く同社は、

政孝がウイスキー作りを始めた大阪の地に、

姉妹紙・週刊大阪日日新聞を持っている。

まさにおあつらえ向きなテーマであったのだ。

しかもプレスネットは、

東広島市で手広く飲食店やホテルを展開する

白竜湖グループとも関係が深い。

取引企業にニッカウヰスキーを抱えるアサヒビール、

さらに政孝が最初にウイスキー作りを手がけた

山崎蒸溜所を持つサントリーがあり、

それぞれから取材に全面協力を得た。

つまり、政孝・リタの竹鶴夫妻と関係の深い竹原と大阪の地、

そしてニッカとサントリーの両醸造元の〝点と線〟が

プレスネットの活動範囲とピタリと一致。

後は北海道・余市への直接取材を合わせれば、

見事なまでの物語が完成するのはいわば当然の結果といえる。

内容は第1部がニッカウヰスキー中心。

北海道で本格的な国産ウイスキー作りにかける人々の息吹が鮮やかに伝わる。

第2部は竹原市と大阪市が中心。

政孝を生んだ芸南地域の背景を探り、

政孝が活躍した時代の伸びゆく大阪の様子が手に取れる。

最後の第3部は、サントリーが主役。

テレビドラマでもそうだったように、

政孝の事業成功にサントリー創業者・鳥井信治郎の存在は外せない。

山崎蒸溜所を中心にサントリーウイスキーの歴史を丹念に調べている。

同種本は数あれど、「新聞記者が足で書いた」ところが

この本の1味2味も異なる点といえる。

                              (畑)

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(プレスネット・税込み2千円)
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